自己啓発本100冊読むなら、これ1冊で良い!

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哲学と聞いてみなさんどう思いますか?

私は正直、全く未知の分野でした。

 

実は哲学は、そこら中にありふれている自己啓発本よりも

ビジネスにも普段の生活にもとても役に立つことが書いてありました。

 

いわゆる、自己啓発本の教科書みたいな感じです。

 

今回は、ソクラテス

無知の知=無知を自覚するという事について勉強したのでアウトプットしていきます。

 

簡単に、まずソクラテスとは古代ギリシャの哲学者で論破の達人のような人です

(ざっくりすぎてすみません!)

 

そのソクラテスが行っていた無知を自覚させる質問を

問答法、別名産婆術と言われています。

 

この産婆術とは

『人間として善く生きるために必要な知の探究は、

教科書に書かれている知識を丸暗記するような与えられ

知識をそのまま受け入れる受動的な学習によって得られるものではなく、

それは、むしろ、母親が自らの力によって自分の子供を産むような

探究者自身の能動的で主体的な行為によって生み出されるものであると

考えられることになるのです。』

ソクラテスの産婆術とは何か?教師や医者ではなく助産師が比喩として用いられている理由 | TANTANの雑学と哲学の小部屋

 

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簡単にいうと、相手との弁論を通して

矛盾や無知を自覚させるという事なのです!

 

そもそも、なぜソクラテスがこんな事を行っていたかと言うと

彼は神のお告げにより自分が1番賢いという啓示を受けます。

 

しかし、彼は

『自分は無知であり世界で1番賢いはずがない。しかし神様が嘘をつくはずがない!

なのでこれには、謎々が隠されている』と考え、

 

博識な人に会いにいき議論をし、この謎を解こうとしていきます。

この時に、使った手法が問答法なのです。

 

そして、多くの頭が良い人達との議論を通してソクラテスは気がつきます。

 

彼らは無知であったが、自分もまた無知だ。

彼らと私との自覚は自分の無知を自覚しているか、していないかの違いなのだ。

 

つまり、無知の自覚が真の賢さということなのだと気がつくのです。

 

 

かっこ良いですよね!!!もちろんこの意味は

知らない事に対して知ったかするな!と言う意味も含まれていると思いますが

そんな事以上に大切なメッセージもあります。

 

それは、彼は処刑される時(沢山の人を論破して恨みをたくさん買ってしまいました)

沢山の弟子や彼を慕う者が悲しんでいる中で

 

『私は、死と言う物を知らない(経験したことがない)だから、死という物に対しては全く恐れがない。むしろ死後の世界でまたいろんな人と弁論したりするのが楽しみだ』

 

と言って自ら毒薬の盃を頼み死んでしまいます。

 

 

そして彼の死後、無知の知を自覚した人々が

宗教を疑い近代科学を生み出したのです!

 

そしてもう1つ、

転職や起業など自分がまだ経験した事がないことは、

とても怖いことですよね。

 

でもソクラテスは自分の生涯を通じて

 

自分がまだ見てもいない知らない世界をなんで、恐る必要があるの?

そんなことより、自分が信じたこと思ったことをやるんだよ !

 

と教えてくれています。

これがまさに無知の知だと思います。

 

何か、新しいことに挑戦したいけども勇気がでない人にもオススメの本

 

ソクラテスの弁明でした。

 

 

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ソクラテスの死

左はソクラテスの幼馴染(プラトン)と右のソクラテスを慕う者たちは悲しみに暮れているのに対して、真ん中のソクラテスは1番力強い。

 

我の障害に悔いなし!といった感じですね

 

 

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